少年野球 補欠の子でもチームにとって欠かせない存在になる

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高校野球 整列

お母さんにとっても、子供が試合に出ているところを見てみたいですよね。

子供が打席に立った瞬間、そこはピッチャーとの真剣勝負。一気に注目の的になり、あまり見ない子供の真剣な姿は親にとっても心を打たれるものです。

試合に出て活躍しているところを見れればそれも嬉しいですが、親にとって試合に出てようが出なかろうが、子供が好きな野球に打ち込んでいる、それだけで親の役割は果たせているんです。

もちろん、子供にとってみたら試合に出て活躍したいというのが本音です。

僕自身も、試合に出てプレーするために日々の練習をしてきたのだから、補欠ほど辛いポジションはないし退屈で仕方なかったです。

でもある時を境に、補欠でもチームに欠かせない選手にもなれ、補欠にしかない大切な役割があるんだなと知りました。それは高校野球の頃です。

ベンチへ行くキャプテン

遠征で県外の強豪校のチームとの練習試合をした時の事で、その学校に着いてからの挨拶と練習の雰囲気、そして試合前のシートノックから全然違くその時点で、レベルの差を感じてしまうほどでした。

強いチームは動きと連携がきれいにそれっていて、風格がやっぱり違うなぁと見とれてしまうほどでした笑

それはともかく、試合直前に各チームのオーダー表の受け渡しがありますよね?その際、相手チームのキャプテンが審判にオーダー表を渡しに来ました。

だいたいそこで思うのが「むこうのキャプテンはどこ守ってるのか」と考えます。

そしていざ、試合が始まり相手チームのポジションを見るとキャプテンがベンチにいるのです。

少し驚きもありましたが、決して珍しい事でもありませんでしたので、あまり気には留めませんでした。

公式戦と思わせる円陣

試合は強豪相手に最少失点に抑え続け、中盤から2点3点と返す完全なる押せ押せムード!

「もしかしたら勝てるかも」とみんなが一丸となって攻め続けました。

試合も終盤に差し掛かり、あと2点で逆転できるところまでいきましたが、この回は0に抑えられました。

僕らもこの回を抑えればまだ流れはあると信じ、守備に着きに行きました。その間相手ベンチが円陣を組んでいました。

ずっとベンチから熱い声援を送っていたキャプテンが中心になり選手たちにあることを大声で言いました。

「おい!練習試合だからって手抜いてるんか、応援してる人が見ていないからいいやとか考えてないよな?相手チームはわざわざ遠くまで来てくれたんだから、俺らの野球を100%見せなくちゃ失礼だろ!たとえ勝ったからといって俺は全然うれしくねぇよ!練習試合のつもりでやってるなら甲子園なんか行けないぞ、次は無い気持ちで戦えよ!」

「よっしゃ行くぞー!オー!」

という感じで、向こうは甲子園のアルプススタンドのように沸いていて、なんなんだこの雰囲気はと圧倒されたのを覚えています。

一瞬にして選手の目の色は変わって、獲物を狙うライオンのような表情になり案の定僕らは大差で負けてしまいました。

いまでもあのキャプテンのことは忘れません。補欠だったということを忘れさせるくらい相手チームにとっても脅威であり、チームの重要人物だろうなと思います。

補欠だからといって侮れない

補欠の人は試合に出られないので悔しい気持ちもあって当然です。ですが、監督同様、選手の動き、表情、相手チームの観察も出来ます。

その都度、選手などにアドバイスや檄を飛ばしたりしてモチベーションをあげる重要な役割があるということに高校野球で気付かされました。そこで何度も試合を逆転したことがある経験があるからこそ言えます。

あのキャプテンの人も円陣を組んで、選手にめちゃめちゃ言っていましたが、「その瞬間に伝えられなかったら自分の存在意義がない」という自覚はあったからこその喝だと思います。

あなたのお子さんがもし補欠で悩んでいたとしたら、補欠はとても重要なポジションでもあるということを教えてください。

このような熱いキャプテンになれとは言いません笑 ベンチの工夫次第で監督の目に留まり試合に出られるチャンスが必ず来ます!

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